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コラム 2017.07.05

【第49号】モテない男は罪である

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メルマガ発行日 2015/9/7
モテない男は罪である

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モテない男が、モテない「本当の理由」
前回は「ヒーローとは何か?」という特集を考えていたのですが「これはちょっとの時間じゃ語りつくせないな」と思いました。
それくらい「ヒーロー」っていうのは「豊かな文化」なわけです。
なので、その本質に絞って考えてみようと試みたのが前回の放送だったのですが、そこで僕は今更ながら「1つの事」に気がついてしまいました。
それは「ヒーローという存在」には、男の子が「僕はこうでありたい」という欲望が臆面もなく込められているという事でした。
これは放送で女の子の欲望(プリンセス願望)と合わせて話しましたけど、男のヒーロー願望の内実は中々に恥ずかしい。
それを挙げてみるともう赤面ものの「男子の告白」ですので、見てください。
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男の子がヒーローに託す代表的な欲望
「強くありたい」
「最強の〇〇」というヒーローが男の子は大好きです。「強くなりてえ」というセリフも多すぎます。
つまり男は基本的に「弱い」のです。これは体力がどうこう言うより、心の問題です。
「気が弱い自分が嫌」な人ほど「強さ」をヒーローに託します。
「必要とされたい」
ヒーローは基本的に「人類の未来」とか、とてつもない使命を託されます。
最初からそうではなくても、序盤にしてすでに「街でチンピラに絡まれいる女の子」などが出てきて、必要とされます。
そしてこれとセットの「感謝される」という欲求が満たされる展開がお約束です。
人間の幸せを突き詰めると「ありがとうと言われる」事につきますからね。
ヒーローは「必要とされて、感謝される」のです。
「讃えられたい」
ヒーローものの最後に入るナレーションは、今はもう多様になっていますが、かつてのテレビヒーロー番組では「こうして人々は幸せになった。彼の名は〇〇。彼こそは最強の〇〇」みたいな主人公を讃えるナレーションが入っていたりしたものです。
「選ばれた者でいたい」
伝説の勇者だった、とか、実は王子だった、とか「ドラクエ的」なやつです。ハリポタです。
逆に言うと、男は「俺は普通じゃ嫌」と思っていて「普通だけど、みんなよりはマシ」とかも思っているわけです。
そして「いつか本当の自分が・・」と、どこか本気で思っていたりするわけです。
そんな個人的な「欲望」を抱えたままで、「みんなを救いたい」とか言うのが「ヒーローマインド」なわけです。
今回の放送に出てくれた春原ロビンソンは「みんなを笑顔にしたいから漫画を描いているんです」とか言いつつ「大金持ちになりたい」とか言っていました。
これは彼の「照れ隠し」でもあるのだけど、男の子の素直な気持ちでもあります。
これが男の本心ですから、それを堂々とやると「アイアンマン」みたいな感じになるし、「後ろめたい感じ」とか「美学」とか「ややこしい自意識」とかがあると、「仮面とかを着けて戦うヒーロー」になったりするわけですね。
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そんなものは女にバレている
「おれは強いんだ」とか「僕は頭いいんだぞ」とか「俺は偉い」とか言うアピールを、手を変え品を変え常にしている男がいます。
そういう人を見ていると、その内面に「弱くて、孤独で、認められたい人」がいるのを感じさせます。
そういう「意気がっている男の弱さ」や「中身のなさ」を女の人は直感的に見抜いています。
要するに「モテなくなる」のです。
それでも「そんなとこが可愛い」と言ってくれる女の人もいるんで、救いはあるんだけど、
「俺はかっこいい」「かっこいいと思え」という気持ちが先に立ってて、「相手はどうでもいい」という仕上がりになるともう話になりません。
「かっこつけたバカ」と思われて、完全に避けられます。
女の人は男よりも「見た目」だけでは評価しません。「私に何を与えてくれるか?」という部分が重要なのです。「イケメン」がモテるのは、男が「遠い存在の場合」で、近づいてみたら「中身のない事を言うイケメン」は普通の人よりマイナス評価をくらいます。
男がヒーローになりたいのは正直な気持ちだけど、ヒーローならば「困っている人の気持ちになる」という意識が1番に来ていないと、ただの「自意識小僧」でなります。
そしてその「困っている人の気持ち」を助けるのには、「強さ」だの「偉さ」だの「かっこよさ」などは必要ないのです。
そんな自意識をどけて「そっちはどう?」と、相手の話を聞く所から始めればいいのです。
「聞いてくれてくれる人」は、そのままで「ヒーロー」なのです。
「モテない男」ってのは「自分の事しか見てない男」なのです。ねえ。罪ですねえ。
逆に言えば、誰でも簡単にヒーローになって、誰かを救えるんです。
あ、ちなみにロビンソンは「人に興味ない」みたいな事を言ってたかもしれないけど、それはないですね。ただの照れ屋さんです。
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そして!おかげ様で、我らがヤングサンデーのファミリーが1000人を越えました。
本当に嬉しいんだけど、放送はブレないでやっていきます。
僕はカメラのところに「もう1人の仲間」が座っているつもりで番組をやっているので、ファミリーが100万人になっても変わりません。
僕やおっくんと同じような「めんどくさい心」を抱えた「あなた」と一緒の放送を続けていきます。これからもよろしくお願いしますね!

山田玲司

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企画編集:山田玲司
矢村秋歩
発  行:株式会社タチワニ
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