第3回ヤンサン美術部展『ピリオドルカイカ』
『M150/H30』
「ピリオド」とは“終止符”という意味であり、次への“区切り”さらには“ある限定された期間”という意味でもある。
1868年とされる明治維新から今年で150年。
そして平成最後の年…。
刀を捨て、髷を切り、着物や草履を脱ぎ、魚菜食中心の生活だったあの頃から、スマホを持ち、髪を染め、スーツや靴を履き、世界中の料理を食べられる現代の我々は、果たして同じ“日本人”なのか。
150年で失ったものは何か?
30年で積み上げたものは何か?
「明治」と「平成」
概念であるが意味ではない、認識はできるが存在はしない、しかもおよそ日本人にしか通用しない共同幻想である「時代」という目に見えないものを、どんな作品として「実体化」させるのか…?
この難題に挑むのは、今回もただ何か創りたい!という純粋衝動で集まった有名無名、職も住処も生き方もダイバーシティなヤンサン美術部員総勢56名と、番組の顔であり美術部顧問でもある山田玲司をはじめ現代アーティスト・愛☆まどんな、漫画家・だろめおん、東村アキコなど今回も錚々たるメンバーが参戦!
さまざまなキャリア、立場の部員が2つのテーマに分かれて創作する今回、前期展示は「明治」、後期展示は「平成」。
どちらか一方だけでも興味深く、どちらも観れば必ず何かが響き合う、相互感応型美術展の真骨頂にして新たなる挑戦!
ピリオドレヘイセイ、オモカゲロメイジ!
M150/H30・ふたつのピリオドが交錯する刻、失ってしまった逝きし世の“面影”が、或いはまた、時代を貫き咲き続ける“日本”なるものが浮かび上がる…!?
第3回ヤンサン美術部展
『ピリオドルカイカ』
前期 9月12日〜17日
後期 9月19日〜24日 ※展示替えのため18日は休廊
開廊時間
平日:13時〜21時(最終入場20時)-9/19(水)は放送のため16時まで
土日祝:11時〜20時(最終入場19時)
【重要】番組収録の際は一定時間閉廊いたします。その時間は未定なので、ギャラリーにお越しの前に必ず(ヤンサン美術部)のTwitter、山田玲司のHPなどを確認し、気をつけてご来場ください。
場所:ギャラリークロコダイルa.k.a.ワニスタ
入場料:300円
※前期来場の際、部員の誰かといっしょに撮った写真があれば後期は半額(遠慮なく在廊部員に声かけてね!)
ヤンサン美術部とは
「ヤンサン美術部」は、2016年から始動したニコ生チャンネル『山田玲司のヤングサンデー』通称「ヤンサン」のオフラインアートサークル。
我々は展示会ごとにあるテーマを元に、各部員がそれぞれ作品を創ります。
さらに観る方も自分自身の内にあるそのテーマ性に照らし合わせて鑑賞するという相互感応スタイルで過去2回、美術展を展いてきました。
「実にユニークでわかりやすい試み!」
「作品を観ながらいっしょにテーマを考えられるのがおもしろい!」
「同じテーマだから差異がわかる、わかりにくい現代アートの中でこんなにも楽しめるなんて!」
そんな有難き評価に驕ることなく、ただおもしろい美術活動がしたいという震える好奇心だけを信じて、2016「エロス」2017「悪」に続きさらなる深化に挑む3回目
ピリオドルカイカ
「明治」と「平成」が交錯する上野の片隅で、お待ちしております。
2018、平成最後の夏に
ヤンサン美術部一同
場所
ギャラリークロコダイルa.k.a.ワニスタ
GoogleMap https://goo.gl/maps/2Lvuam9fnMu
いつものヤンサン放送スタジオ「ワニスタ」を、この期間だけ我々ヤンサン美術部が自ら改装し「ギャラリークロコダイル」として生まれ変わらせています。