インタビュー 2018.05.16

山田玲司のヤングサンデーMC 奥野晴信ロングインタビュー

ある時は華麗に番組を進行するMC。またある時は、旅人にして友だちのプロ。 しかして、その実態はありや?なしや? 全てが謎に包まれたこの男と、玲司先生との関係に果たして迫れるのか? とにかく「?」だらけでスタートする、スペシャルインタビュー第1回。

奥野 晴信HARUNOBU OKUNO

山田玲司のヤングサンデー メインMC

久世孝臣takaomi kuze

山田玲司のヤングサンデー MC

出会い、そしてヤンサンへの道


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久世
まずは玲司さんとの出会いのきっかけを教えて下さい。

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おっくん
きっかけは、ドレスコーズ・毛皮のマリーズの志磨ちゃん(志磨遼平)に、玲司さんが『絶望に効くクスリ』でインタビューをするとき。
志磨ちゃんが「ついに(玲司さんに会う時が)来た」と。

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久世
玲司さんずっと好きだったの?

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おっくん
俺はだってもう、筋金入りやったもん。

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久世
どこからレイジストやった?

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おっくん
最初、古本屋で『Bバージン』を立ち読みしたのエロ本やろと思って。
そうしたらそうじゃなくて、めっちゃオモロいから、たぶん俺が初めて読んだ恋愛ものやったかも知れやんし。

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久世
そういうおっくんが中3にして、玲司さんの本に出会ったと。
それでは、たとえば「中3の頃」「玲司以前」「玲司以後」みたいな感覚ある?

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おっくん
それはね、マジであるよ。

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おっくん
『Bバージン』ていうのが初めての、「恋とは何ぞや?」という教科書としても入ってしまったわけ。「これがモデルなんや」と。
「人を愛するというのはこういうことなんですね。」というのを。

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おっくん
これを大学生とかで読んでいたら、全然違ったと思う。
何も知らん童貞の俺が「なるほど!」と。
これが崇高な、人と人との関係っていうか、それを求め続けることが、かっこいいっていうか…。

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久世
読書感想文とかで『人間失格』だったりとか読んできて、何かそういう男女の心理みたいな作品は読んでこうへんかった?

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おっくん
それはね、俺文学に目覚めたのはほんま二十歳から大学終わったくらいだもん。
17歳か18歳の時に三島由紀夫の『仮面の告白』を読んで、何のことか全く分からんかった。
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久世
(爆笑)
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おっくん
そんな感じだから「文学合わへんのやな?」と。
だから、漫画ばっか読んでた。
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久世
それで、中3で『Bバージン』に出会って。
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おっくん
で、『Bバージン』の連載が終わって、高校時代は『アガペイズ』始まるわけよ。
だから「『アガペイズ』やばいわ」と…。
あんな漫画無いわけよ。

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おっくん
ほんまなかった、「ゲイ」で「野球」で「風水」でとか…

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おっくん
無茶苦茶やなと。
それを俺はね、新刊出るごとに買うわけよ。

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おっくん
そして家に置かへんねん、教室に置くのよ。
全員に読ませるっていう(笑)
布教活動をしていたっていう(笑)
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久世
ヤンサンと一緒やな、言うても。
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おっくん
そのぐらいから筋金入りのレイジストで、大学の時に『絶望に効くクスリ』。
『アガペイズ』の時に高校生ってことは、あの水樹百合とかと同じ歳。
俺の思春期と、揺れ動く何かみたいなものに、結局あの人ずっと寄り添ってはいるよね。
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久世
それで、『アガペイズ』は大学くらいで終わったの?
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おっくん
『アガペイズ』は大学のほんまいつ終わったっけな・・
でも、そんぐらいやで、下手したら浪人くらいの時。
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久世
それをもう志磨ちゃんにずっと話してたんや。
もちろん志磨ちゃんにも、玲司さんのことを布教してたんや。
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おっくん
あ、もちろん、もちろん。
志磨ちゃんは中退やから、だから高校の教室におらんわけ(笑)。
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久世
なるほどね(笑)。
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おっくん
だから志磨ちゃんと玲司さんの話をするのは『絶薬』から、東京来てから。
「町田康のインタビュー読んだ?」とか、「今週の絶薬やばない?」とか、そういう感じ。
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久世
そこになんていうの…鴻鵠の矢?
鶴の一声じゃないけど、晴天の霹靂みたいな感じで、ちょっと言葉強いかも知れへんけど、志磨ちゃんに玲司さんが「インタビューしていいですか?」というオファーが来て、それで盛り上がるわけやん?
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おっくん
そう、あれ2010年やったん。
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おっくん
その時、玲司さんは特に物語を何も書いてなかったんや。
『絶薬』もホンマ10年くらいやってて、そのタイミングで更に(週刊ヤングサンデーから)FLASHに連載が移行したのかな、ずっと人にインタビューするのが続いてた。
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おっくん
俺は変な言い方やけど、玲司さんの物語で育てられた所あるから、玲司さんの物語をやっぱ読みたいっていうか。
やっぱ10年して、玲司さんはどんな物語を描くのかね。
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おっくん
「玲司さんの作品を読みたいな」っていう時期やったって言うか、それでまぁ、志摩ちゃんが山田玲司にインタビューされるっていう話になって、「ほなじゃぁ、ファン代表として言うべきこといわんとあかん!」と思って…。
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久世
(笑)
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おっくん
謎の使命感で、ある純粋なファンとして「ちょっとあの、そろそろいいんじゃないんですか?」と。
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おっくん
「いい加減にしてください!」と。
「あんたはドラマを作る人やから、だから待ってるんですけど!」っていう。
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久世
そしたら返事が来たの?
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おっくん
返事が来たの。
「おもしろいから今度会おうよ」みたいに言われて。
「いいんすか?」って。
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おっくん
それで、玲司さんに会いに行きます。
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おっくん
そこで、俺の身の上話を9時間くらいずっと、色んなこと…捕鯨問題とか、なんかボウイの話とか(笑)
それが2010年の終わり頃かな、次に連絡が来たのは3.11。
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久世
あ、連絡が来たんだ。
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おっくん
玲司さんから「大丈夫?」と。
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おっくん
3.11が起こり、連絡を取り合いつつみたいな感じで、放射能のこととか、福一のこととかも含めて、日本のいろんな話をして、そんな感じが今に至るというか。
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久世
玲司さんと出会ってから、ヤンサン始まるまでで、初めての出会い以外で玲司さんと一緒にした活動というか、印象に残ったエピソードとかある?
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おっくん
俺と志磨ちゃんと玲司さんと初めて3人で話をした時、志磨ちゃんと玲司さんと3人で新宿のカラオケで、3人とも一曲も歌わずに朝まで話し続けるという。
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久世
(笑)
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おっくん
あと『毛皮のマリーズ』のライブで会ったりしてた、そういう感じかな。
俺と志磨ちゃんと玲司さんと3人でしゃべったのは、はじめてやから。
そりゃまあそんな人おらんから、印象には残ってるっていうか。

『山田玲司』という天恵


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久世
それはわかる!あんなひとおらん。

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おっくん
結局、俺と久世と同年代の話し合うやつとか、めっちゃしゃべれるやつで、ファミレスで朝までしゃべってるとかっていうのはめっちゃある。
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おっくん
だけど、いうたら親父じゃないけどさ、なんていうんかな?
まあ遥かに年上ではあるじゃない。
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おっくん
20ぐらい年上の人が…20もいいすぎか(笑)
そういう人が俺らと同じラインで「え?こんな熱い人おるんや」っていう、それは感動したかな。
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久世
上の世代の人たちは何らかの形で答えを出していてさ、あきらめたり、そのこと考えないようにして自分の仕事してたりするもんやから。
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久世
でもまだ大多数の問題を、自分の問題やと思ってはるし、そこがマジですごいなと思う。
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おっくん
あとね、俺も志摩ちゃんもそうなんやけど、その時30迎えるか迎えやんぐらいの
アラサーで出会ってるから。
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おっくん
その時に抱えてたなんか悩みとか、そういうものを玲司さんにぶつけるわけよ。
そしたらめっちゃへらへらして「それ俺もあったよ、そういう時期」とかいうわけ(笑)
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久世
救われる~(笑)
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おっくん
そ「だいじょぶよ」とか「ぜんぜん楽しいから」みたいな感じもそうやし。
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おっくん
はじめて教師とか、教授とかっていう関係じゃなく、フランクになんでも話せる人生の先輩っていうか。
師匠でもないし、先生でもないし、親戚でもないし。
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おっくん
それでまた、友達かって言われたら、そこはまたちょっと違うんやけど。
なんていうのかなすっごい不思議な関係よね。
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おっくん
だから玲司さんがすごいのは安心させるよね。
それがなんで安心させるかっていうと、あの人がもうボロボロやから(笑)
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久世
(笑)
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おっくん
やっぱりずーっと悩んでるし、何かを抱えてて傷だらけになってる。
で、それでもご機嫌でおるっていうところで「大丈夫大丈夫!」っていうのに説得力がある。
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おっくん
むしろ変に「こうしたほうがいいよ」とか、「いや、それはもう絶対早く就職したほうがいいよ」とか、そういうことではないのよ。
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久世
そういうこと言わへんもんね。
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おっくん
「やりたいのやんなよ」と。「だいじょうぶだから」みたいな。
やっぱりそこはすごいよね。
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久世
すごい!で、丁度演劇やめてるぐらいのタイミングから玲司さんに会いはじめてるわけやん。
それはでかかった?
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久世
自分の中でさ、もう一回文学にいこうかなって、のぞむは思ってたやん。
学ぼうと思って学んでたやん?
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おっくん
言葉をね。言葉をっていうような。
で、世界一周して帰ってきて〜みたいな時期やったから。
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おっくん
まあ、おっきいというか
「あー、なるほどこのタイミングで玲司さんに会ったんや」 っていうのは、後になってから思えばやっぱり何かの…
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久世
天恵というかね。いいタイミングよね。

それは『社交的なセザンヌ』


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久世
のぞむが、人といっしょに製作をするっていうのをやめた時期じゃない?
演劇をやめたってところから、玲司さんに出会い始めてるっていうのは、おもしろいと思う。
玲司さんは一人で一応作ってるけど、一人で作ってない感じしない?

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おっくん
まーだからそこが、落とし込むのは自分の力なんだけど、アイディアもそうやし、今やってる「死んだら温泉」とかも、なんやゆうてふざけながら話してたのが…
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久世
出来てるっていうか作らはったんや。
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おっくん
うん。
それもそうやし、UMA 水族館もそうやんか。
あれも美術部で「組み合わせて〜」みたいに遊んでて、
途中から「おもしろい!」って感じでやってたような気もするし。
ほんまにそこは荘子じゃないけど、「梁塵秘抄」みたいなもんかな。
遊び自体がクリエイティブ。
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久世
よういうけど、「呼吸をするように作品をつくらな」みたいなところが。
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おっくん
あるある。
あるからだからこそ、そこにノイズみたいに入ってくる「マーケティングがどうの」っていうのは、あの人にとっては非常にノイズなんやろうなとは思う。
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久世
でも玲司さんは玲司さんでさ、自分が楽しいと思ったところは狙わはるやん。
「美術館でやりたいんだよね」とかっていう、それはマーケティングではないんだよね。
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おっくん
そこはあの人が、変に俗人なんよ。
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久世
それおもろない?聖人と俗人のバランスすごいいいな。
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おっくん
そこがグランジというか、なんて言えばいいんかな、
服にまったくこだわらへんやん。
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おっくん
なんていえばいいのかな。ダリとかやとさ、自分をプロデュースするやんか。
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おっくん
玲司さんはそうじゃないんよね。誰タイプとはなんともゆえやんけど、セザンヌがめっちゃ社交的やったら玲司さんみたいな感じなんちゃう(笑)

『????』=「百薬の長」=『ロックンロール』

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久世
のぞむさんは「特効薬」と書いて「ベーコン」と読ませるじゃないですか。
それぐらいベーコンがお好き。
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おっくん
「特効薬」ではないよ。
「百薬の長」
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久世
「百薬の長」と書いて「ベーコン」と読ませるじゃないですか。
思い出に残るベーコンの話をしてください。
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おっくん
ベーコンって、あのさ、焼くじゃないですか。
俺、フライパンでベーコンを焼いてるわけ、焼いてんねんけど、奴らは自分から出てくる油で「焼いてる」と思ってたら、揚げ始めるんですよ!
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おっくん
自分で自分を!!
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おっくん
わかるこれ!?
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おっくん
俺は焼いてんねんでお前を!だけど、おまえは自らを更に高温にして揚げはじめると!
こんなロックンロールな食材あります!?
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おっくん
「ちょっとちょっと!!」っていう(笑)
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おっくん
俺そこまでは言ってないねん!
なんでそんな血まみれになってんの!?
みたいなさ。
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久世
じゃあ、百薬の長はロックってこと?
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おっくん
だからこの世で一番ロックンロールな食べ物!それが「ベーコン!」なんよ。
あんな薄切りでも、ねー。どえらい量でるやん。
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久世
焼きたいんやったら、油出る度にクッキングペーパーで敷いて焼こうとかって一回やってみたこととかないんですか?
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おっくん
ないないないない!そんな失礼な。冒涜やで(笑)

奥野さんにクエスチョン


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久世
日常でいちばん大事にしてる時間ってありますか?
「コーヒー飲むのが好き」とか、「朝、海に行って日の出を見るのが好き」とか。
毎日でなくてもいいよ、週2〜3とか、週に1回これしてるなぁとか。

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おっくん
そんなん言うたら、「相棒」観てる時に決まってるやん(笑)
ヤンサン終ります、終電近くに家に帰ります、その日の「相棒」を観ると、
その時はもう…至福よ。
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久世
しまった!週1って、言ってしまった!!(笑)
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久世
じゃあ、自分が自分でなくなる瞬間ってある?
日々どういうところに、「楽しい」って思ってるの?
「自分が自分でなくなるほど、楽しい瞬間」ってある?
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おっくん
日々どういうところに
面白さを感じるかってこと?
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おっくん
それはいっぱいあるっ!
いっぱいあるっちゃ変やけど、むしろ自分が自分である時間がどこにあんのかわからへん、それはマジで。
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おっくん
たとえば何かニュースがあります。
羽生くんよかったね、金メダルおめでとうっていうのと、いいこともわるいこともどっかで殺人事件起きましたとかもそうやし、それを受け止めて何かを感じてっていうのは、俺はそう思うと思ってないから、勝手にそう思ってるから俺じゃないわけよ厳密にいうと。
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おっくん
この珈琲おいしいなぁって思ってるかっていうと、この珈琲がなかったらそう思わんわけで。
だから、結局言語論ていうか言語学を突き詰めていくと、日本語でしゃべっている限り、日本語っていう体系を自分の中にインストールしてるわけ。
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久世
そうね、そういうOSをね。
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おっくん
それでそれに反応できるような、言葉の感受性はあるし、言葉にした時点で、新しい領域とか新しい感覚とかが生まれていく。
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おっくん
なんちゅうかな、それは俺が高ぶってるわけやんか、きっとね。
なんで高ぶってるのかわからへんもん。
分かる?勝手になってんねん。だって心臓勝手に動いてるやん。それと一緒。

ヤンサンは、これからどうなる?どうしたい?

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久世
ヤンサンはこれからどうなっていくのが理想ですか?
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おっくん
「クリエイターのプラットフォームにはしたい」かなって、ちょっと思い始めた。
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おっくん
右でも左でもなく、ちゃんとバランスを持ってそれぞれの専門はあるけど、でも違うジャンルにも興味があるし・・っていうような。
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おっくん
なんか「文化」っていうものを、ちゃんと楽しんだりもできて、かつ、そのすごい孤独とか なんかその寄る辺なさとか 漠然とした不安とか、いろんなものを抱えてるっていう共通点と言うか。
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おっくん
「玲司さんと同世代」もそうやし、 「我々と同じ世代」もそうやし、「 もっと下の若い子ら」もそうやし。
幅広い人が見てくれてて、でもちゃんと物事を考えたり、言葉って言うのを大事にしてくれるって言うのを前提として、クリエイターの人らが安心して「こんなこと考えてるんですよ」とか、「こんな作品だしたんです」とか、 共有できる、シェアできる、プラットフォームみたいなものになっていけばええなあっておもってるかなぁやっぱし。

山田玲司のキツイ話。

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久世
じゃあ最後に「こういう時の玲司さんちょっとキツイ」っていうのある?
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おっくん
それはもうネタバレする時よ、やっぱり。
ネタバレほぼ完全にしといて…
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久世
俺は全然大丈夫なんやけどなぁ。
「いや全然大事なところは話してないから」 っていうやつ。
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おっくん
そうそういうやつ!
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久世
俺は聞いてから観ると、大事なところを話してへんな、と思うんやけど。
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おっくん
ちゃう!ちゃうねんて !
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おっくん
「大事なところを話してへん」ということは、どういうことかというと、「大事なとこ以外は全部喋ってる」わけやんか!
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おっくん
ということは「もう既視感ありまくり」なんよ。
だから、クライマックスまで2時間の映画なら、1時間45分くらいはノレやんわけやんか。
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おっくん
それで「最後だけ言ってませんでした」「こういうことでした」って言われても、映画体験として全然エモーショナルになれず、ライドできずに終わってしまう。
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久世
なるほどねぇ〜(笑)
ネタバレが勘弁してくださいと。
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おっくん
「サイレントネタバレ」ね(笑)
一週間前とかから「ネタバレしますよ」っていうなら、こちらも覚悟があるけど、突然さらっと「あれオチ言いました?」みたいなんあるやん。
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久世
「大丈夫、大丈夫!大事なところはふれてないから!」って いうやつね。(笑)
じゃあ本日はこのへんで、ありがとうございました。

最後に、山田玲司への質問

おっくんから山田玲司へ『普段聞けないけど聞きたかった質問』を預かったので、本人に聞いてみました。

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おっくん
もし玲司さんが女に生まれていたら、漫画家になってましたか?もしそうならどんな作品を描きますか?そしてどの雑誌に持ち込み、デビューしたいですか?

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山田玲司
僕は脳が「男性脳過ぎるのか、基本的に「女性になる」という想像がうまくできないんですよ。でも、あえて「女性漫画家」に生まれ変わるとしたら、90年代後半の「かわかみじゅんこ」さんみたいな漫画家が理想かも。24年組の様な本格派にも憧れるところもあります。でも少女漫画家の閉鎖的で過酷な現場を知っているので、漫画家を選ぶかどうかはその時にならないとわからないですね。

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奥野 晴信

山田玲司のヤングサンデー メインMC

1981年 和歌山県生まれ 日本画愛好家
ニコ生チャンネル「山田玲司のヤングサンデー」MC兼ジェネラルマネージャー。
山田玲司作品を始め、東村アキコ「雪花の虎」など漫画作品への創作協力や、ラジオ、ネット番組などの構成にも携わる、顔も足もあるゴーストライター。

ヤンサン初回放送から山田玲司の相棒としてすっかりお馴染みだが、放送開始から3年半を経て未だに何者なのかわからないという意見も多い。
しかし放送では時に制御不能な一面を垣間見せ、視聴者曰く「ヤンサンのハルヒ」「失礼を画に描いた男」「ヤンサンの岡倉天心」などと呼ばれ、番組への怨嗟を一手に引き受けるごきげんヒールとして活躍中。

久世孝臣

山田玲司のヤングサンデー MC

演出家・詩人
創作集団ナズ・ラヴィ・エ主催。
http://kuzetakaomi.weebly.com/

主に舞台作品の演出・脚本、詩作を手がける。

場所や参加する人間の表現ジャンルを問わない境界線を超えた共同制作を得意とし、それぞれの良さを活かしつつ確固たる一つの世界を構築することに定評がある。 表現における言葉の可能性、言葉における意味の領域の拡張、自身が掲げる「身体性を持った言葉」を用いてイマジネーションの可能性を追求する。

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