インタビュー 2019.08.14

刺繍作家annas（アンナス）川畑杏奈さんロングインタビュー　前編

ヤンサン主題歌アニメへの応募作の中でも異彩を放ち、山田玲司、出演者、そして番組視聴者全員を驚愕のるつぼへと送り込んだ希代の刺繍作家とは如何なる人物なのか？

アンナスannas

刺繍作家

久世孝臣TAKAOMI KUZE

山田玲司のヤングサンデー MC

刺繍は、試行錯誤の末にたどり着いたんです。絵でいきたかったんですけど、そんな絵が上手くなかったんで（笑）

久世

今日はアンナスさんをお迎えしてインタビューということでワクワクしてますよ。よろしくお願いします。

アンナス

よろしくお願いします。緊張してます。

久世

緊張しますよね。最初に用意してる質問をささっと片付けたいなと思います。

久世

これ見てください。4冊もアンナスさんの刺繍の本を持ってきていただいて。
これは何年いっぺんくらい出されるんですか？

アンナス

そんな決めてないんで。話が去年一昨年とダーッと続いて。
「今作ってるんで、これ終わったらやります」みたいな感じで、ずーと続けて、ずーっとやってました。でも、だいたい年に3冊が限界です。

久世

ですよね。
刺繍の道に入られたキッカケは何ですか？

アンナス

高校生のときに美術部で。
小さい頃から何かを作ったりするのが好きだったんです。
で、高校生の頃は美術部で油絵描いてて。で、友達とみんな美大に行って。私は幼稚園の先生になったんですよね。

久世

え？まだ刺繍の話が出てこない（笑）

アンナス

そうですね（笑）
幼稚園の先生もやりたかったんで。
免許取らないとなれないから。先にやっとこうと思って、やって。
それで、終わったら何か物を作ろうと思って。「おばあちゃんになってからでもできるし、後でいいや」と思って。やらずにいたんですよずっと。

久世

へー！
やらずにいたっていうのは？

アンナス

幼稚園の先生を先にやって、辞めてから作ったりするのをやろうと思ってたんです。結局3年で辞めちゃったんです。

久世

じゃあ、油絵やってた頃から「私は刺繍だ」って思ってたんですか？

アンナス

刺繍は、試行錯誤の末にたどり着いたんです。
だから刺繍作家の経歴と、刺繍の経歴がほぼ一緒みたいな。

久世

えー！すげーな！
えっと、じゃあ絵とかでいけてたら絵でいってたんですか？

アンナス

いきたかったんですけど、そんな絵が上手くなかったんで（笑）

久世

あっはっはっは（爆笑）

アンナス

刺繍だと誤魔化せるじゃないですか。

久世

そういうもんなんですか！？（笑）

アンナス

ちょっと雰囲気変わるんで。

久世

そういうことで刺繍を始めたんですね。

アンナス

イラストレーターとか、もっと絵が上手かったらなりたかったですけど。もうだって……高校生のときに美術展とか出しても絶対「佳作」とかで、絶対「優秀賞」とか取れないんですよ。

久世

でも佳作は入るんですよね？すごい。

アンナス

入ってもいつも一番下のやつしか取れなかったので。

久世

どうですか、刺繍。
刺繍作家って何やるんですか？
刺繍作るじゃないですか。あと教えるじゃないですか。

アンナス

教えますね。

久世

でも最初からそれだけでは……刺繍歴と刺繍作家歴一緒ってことは……どうやって今の地位を築いていったんだろう？

アンナス

地位ってほどでもないんですけど。
なんか小物にワンポイントで刺繍とか入れて、それを販売してたんですよ。
やり始めたのは12、3年前なので、まだツイッターとかが出始めくらいで、みんながブログとかを書いていた時代です。

久世

はいはい、アメブロとかそういうやつね。

アンナス

そうです。
なので雑貨屋さんがちょっと流行ってきた頃くらいだったので、雑貨屋さんに置いてもらってたんですよ。

久世

刺繍を？

アンナス

作品を。それで販売とかしてたんですけど。そのうちそれが、雑誌の人から連絡が来て、「載せませんか？」みたいな。それで載せてもらって。

久世

めちゃくちゃ羨ましいなぁ。
俺なんて、いくら詩書いたって「詩集出しませんか？」ってまだ言われないから（笑）

アンナス

でも詩の雑誌ってないじゃないですか？

久世

いやぁちょっとはあるんですけどねぇ。

アンナス

あ、そっか。文学系のやつですね。

久世

そうそう。…頑張ります。見習って頑張りたいと思います。

アンナス

たぶん分母が大きいんじゃないですか？
手芸やってる人は多いんですけど、でも何故かあんまりメジャージャンルじゃないんですよ。みんな知らないじゃないですか。

久世

わかんないです。やってる人がこんなに多いと思ってなかったし、こんなに本がたくさん出る業界だとも思ってなかったです。

アンナス

すごいんですよ。東京ビッグサイトで今頃なんかやってますけど。

久世

え、何を？

アンナス

何だったけ？ホビーショーか。
今日やってますね。三日間やってるんですけど。
東京ビッグサイト借りれるくらいの人口がいるんですよ。

久世

え、それ全部刺繍？

アンナス

手芸ですね。

久世

え、嘘でしょ！

アンナス

刺繍だけじゃなくて手芸ね。編み物とかも全部含めて。

久世

そんなみんなこぞってやってるもんなんですね。

アンナス

もう何十万人といるんですけど。

久世

潜在的ニーズがすごいというか。

アンナス

テレビとかではあんまりね、NHKとかそれくらいですけど。

久世

僕が刺繍とか編み物で知ってれるのニットの貴公子の、あの方くらいしか。最近だとあの方くらいしかわからないですけど。なかなか奥が深い趣味というか、すごいですね。

久世

これちなみになんですけど、こっから聞きたいなって思ってて、山田玲司さんとはどこでどういうふうに出会われたんですか？

アンナス

私、ちょっと前に岡田斗司夫さんのニコ生に入ってたんです。

久世

あ、岡田派ですか。ヤンサン岡田派と呼ぼれてる一派ですね。

アンナス

そうですね。
ニコ生見てたんですよ。というか手芸やってる人だいたいニコ生見てますよ。

久世

え、やっぱ作業中・・・？

アンナス

暇なんで（笑）
作業中は頭が暇なんです。ずーっと同じことの繰り返しだから。ニット作家の友達とかもみんなニコ生見てます。
それでたまたま私は岡田さんを見つけて、面白いなと思って。そこから玲司先生ゲストで出てたじゃないですか。
それで玲司先生もニコ生をやり始めてからは登録して、そこからもうずーっと。

久世

じゃあ岡田さんの番組を見た時の玲司さんのインパクトはどんな感じでした？

アンナス

え、こんなん言っちゃうんですか（笑）

久世

え、言っていいですよ。みんなにこんなこと聞いてますよ。
あとから確認して「ここちょっと使わないでください」とか全然できるんで。ここだけの秘密で。

アンナス

ここだけの話で。とか言って使うんですよね（笑）

久世

いやいや。最終的にチェックはしてもらいますんで。「やめてください！」って言われたことは大丈夫。今まではちゃんと全部カットしてました。
望も一回目のインタビューの時にいろいろと話して、言い過ぎた部分があって、そこ俺は使いたかったんだけど、「カットで」って言われたんで「わかりました」って（笑）
そういう歴史もありました。

アンナス

じゃあ、あのー・・・バブルな感じだなと。
でも今はなんかバブルっぽくないんですよ。

久世

落ち着きましたか？玲司さん。

アンナス

見慣れたのか、「バブル時代のまま生きてる」みたいな、あの時のインパクトはないです。

久世

僕にとっては、横にいるとまだ結構感じますけどね。

アンナス

本当ですか。

久世

口調だったりとか。女の人をどう楽しませるかに対しての持論とか。

アンナス

考え方とかはしょうがないですよね。年代的なものがあると思うので。

久世

はっはっはーしょうがないですよね、そうですよね（爆笑）
玲司さんのどこに惹かれてチャンネルに入会したんですか？

アンナス

トークが面白いですよね。

久世

なるほどね。
ゴルパンもできたら速攻で入ってましたもんね。

アンナス

そうですね。わりと早い段階でしたね。一年経たずに入ったんで。

これはもう「二週間で作る」って決めたんですよ。
ていうかその時間しか仕事が空けられなかったんです。

久世

アンナスさんと言えば、ヤンサンの刺繍アニメでお馴染みのアンナスさんなんですけど。

アンナス

ありがとうございます。

久世

ヤンサンのオープニングアニメ、今回、持ってきていただいてますけど、これどれくらいかかりました？

アンナス

これはもう「二週間で作る」って決めたんですよ。
ていうかその時間しか仕事が空けられなかったんです。
それで教室はやってましたけど。
それでずーっと。二週間。

久世

え、寝てました？

アンナス

寝る以外と、教室やる以外はずっとやってました。

久世

なんでそんな集中力あるんですか？すごいですね。

アンナス

でも本を作ってると、だんだんそういう筋肉がついてくるんです。
本一冊分、だいたいカラーページ40ページくらいあるので30枚くらい作るんですけど、それを一ヶ月でやると決めたら、そこから逆算してずっと朝から晩までそのことしか考えないです。

久世

えーーー！かっこいいなー！すごいなー！

アンナス

えー！かっこよくないです。
それしかできないんですよ。

久世

え、でもいいですね。
「それしかできないんです」ってニコってできるのって。
好きなんですか？「好き」とかってまだありますか？

アンナス

まだ？

久世

まだっていうか「好き」から気持ちって変わっていくもんなのかなーって。やりすぎると。

アンナス

刺繍は楽しいですね。

久世

楽しいんですか。

アンナス

でも刺繍するのって面倒くさいですね。埋めるのが（笑）

久世

ははははは！（爆笑）

アンナス

塗り絵みたいじゃないですか。
刺繍やってる人って2パターンあって、図案考えてるのが楽しい人と、ずーっとひたすら刺してるのが好きな人がいるんです。

久世

アンナスさんはどっち派？

アンナス

私は図案派なんですよ。

久世

図案を考えるのが好きなんですね。

アンナス

いろいろやりたいことがいっぱい浮かんでくるんで。
塗り潰す作業は誰か手伝ってもらいたいくらいです。

久世

そうですよね。もう作業になっちゃいますもんね。

アンナス

そうなんです。

久世

アンナスさんは刺繍の師匠とかいるんですか？

アンナス

師匠はいないですね。

久世

もうずっと独自でってこと？

アンナス

今80歳くらいのおばあちゃんの先生に習いに行ったことはあります。
基本は知っとかないと。
教室をやりたかったので人に教えるのに違うこと教えてしまってもダメなので。それでちょっと習いに行ったことがあります。
でもそのおばあちゃん先生が師匠かといえば別に師匠とかでもないし、おばあちゃん先生に「刺繍作家やってます」とも言ってなくて。
普通にいち生徒として受けに行ってました。

久世

あーいち生徒として受けに行ってたんですね。へー！
業界で革命児みたいな人っているんですか？刺繍の業界で「こいつはヤバイの出てきた」みたいな。そういう感じじゃないのかな？

アンナス

あー、でも最近すごい増えました。刺繍作家さんが。

久世

恐いですか？下からの突き上げは。

アンナス

本作ってると「あ、また本あの人出してる」とかってちょっとドキドキしてくるんですけど。

久世

あははは(爆笑)

アンナス

今年に入ってから本作るの止めたんですよ。もう大変なんで。

久世

なんかね、仰ってましたよね。やるときはほんまに大変やって。

アンナス

そうなんです。本以外のやりたいことできないんで。１０冊以上作ったからもういいやと思って。

久世

しばらくはね。

アンナス

「もうやめます」って、編集さんみんなに言ったんです。

久世

どういうリアクションでした？

アンナス

「…残念ですねぇ」みたいなことは言ってくれました。社交辞令(笑)

久世

そっかそっか（笑）
それで、(OPアニメを)２週間でやるって決めて、これ…どうやって動かしてたんですかね？みんな気になってると思うんですけど。

アンナス

ね！

久世

何回もこう縫い直したりしたんですか？クレイアニメみたいにちょっとずつちょっとずつポーズ変えていったのか…

アンナス

それをそう、本当はやりたかったんですけど時間がないんで。
とりあえず動いてるように見せなきゃいけないから、2枚作ってこれを順番に見せる。

久世

うんうん。

アンナス

するとチラチラするじゃないですか。

久世

チラチラする！

アンナス

その手法でやりました(笑)

久世

え、じゃこのテクテクさんは？
一番最初の…これこれこれこれテクテクは？

アンナス

これも本当は3枚作るとすごく綺麗に動くと思うんですけど、足を合成しました。ちょっと時間がなかったので。でも本当は全部6コマぐらい作ってやってました。前やった時は。

久世

あの前、残念ながら落ちた時はってことですか？
その…1回目のオープニングアニメ決定戦。

アンナス

その、もっと前からやってるんですよ。刺繍アニメ。

久世

え！？刺繍アニメってヤンサンで始めたんじゃなくて前からやられてたんですか？

アンナス

前から本当30秒とかちょっとずつちっちゃいのいっぱい作ってて。

久世

へー！

アンナス

YouTubeにちょこちょこ上げてたんです。本作る前の暇な時にね。

久世

暇なとき…やっぱりずっと動いてないとダメっていうか、アンナスさんはずっと手を動かしてたいんですね。

アンナス

考えて実物にするっていうのは楽しいんで、やっぱりそれを一生やっていきたいですよね。

久世

ほ～。今でもYouTubeで観れるんですか？

アンナス

あ、観れます。

久世

え？これアンナスで調べたら出てきます？

アンナス

アンナスで…えっと私のYouTubeチャンネルがあるんでそこに入ってもらうと。

久世

観れますか？

アンナス

観れます。

スタッフ

インタビューの最後に付けます。

久世

付けましょう！
質問でも来てたんですけど、「ヤンサンでやる前に刺繍アニメは制作したことありますか？」って。

アンナス

はいはい、ありますね。

久世

あるってことですよね。

アンナス

そう、それの積み重ねがないといきなりこれは無理ですね。

久世

だから「どうしたんやろ」と思って。
こんな人知らんかったから。刺繍でアニメ作れるなんて発想もなかったし。

アンナス

刺繍はそもそもしないですよね、みんなね。

久世

そう！

アンナス

粘土はね。誰でもできますけどね。

久世

そうなんですよ。
本も出されてる方って知ってたんで、「忙しいのにこの人どうしはったんやろ？」って。
「すごいことが行われてる！」って（笑）
「しかも何十枚もやったりとかしてんのかな？どう撮ってんのかな？どうやってんのかな？」って。

アンナス

そうですね(笑)
でも結構刺しましたよね、今回。

アンナス

ちょっと見ますか？

久世

わ！見たい！

アンナス

最初はちゃんと作ったんですよ。

えーと、なんだったっけ…「愛は～♪」で「は♪」「ヤンサン・イズ・マイ・ラブ♪」っていうのを口の動きを全部。

久世

ちょっとずつね。

アンナス

「ヤ・ン・サ・ン」で閉じてるのと、ちょっと開いてるのと、すごい開いてるのを組み合わせて口の動きにして。

久世

パクパクパクパク。

アンナス

そうです。三つぐらいかなと思って。
本当はこれぐらい欲しいんですけど。
これはもうね、パソコン上で切りました。

久世

パソコンもちゃんと使えるっていうのがね。

アンナス

私、フォトショップだけ使えるんで。
イラレはちょっとダメ。

久世

あ、これもや。綺麗ですね！

アンナス

そうですね。まあでも本出してるからね。これぐらいは刺せないと。

久世

はっはっはっはっは！(爆笑)

アンナス

あんまり下手で出すとちょっと恥ずかしいじゃないですか(笑)

久世

それはそうですね。関わってきますもんね、本業の方にね（笑）

アンナス

この人下手くそみたいな(笑)

久世

下手くそとは誰にも言わせない何かがありますよ、これは。

アンナス

名前も一応チラチラ動くように2個作って。

久世

一番難しかったのってどれですか…難しいとかあるんですか？

アンナス

難しいのは…

久世

特殊な技術使ってるとか。

アンナス

それはないですけど…だいたいもう塗りつぶすだけなんで。

久世

だいたい塗りつぶすだけ(笑)
頼もしい！すごい！

アンナス

玲司先生のインスタの絵をすごいよく見て、
それを見ながらさらに、図案化してやってるんで。

久世

ちなみにご家族の反応みたいなのあるんですか？

アンナス

反応？刺繍アニメに関して？

久世

「アニメの主題歌になったで！」って言うわけじゃないですか。

アンナス

あーもう、はい、一緒に観ますよね。ヤングサンデーを。

久世

あっはっはっはっは(爆笑)
そうなんですか！？

アンナス

旦那さんと二人で観てます。

久世

それはとてもいいですね～！なんか幸せな。

アンナス

でなんかこうね、点数をつけられるじゃないですか。
「ええ！？」みたいなね(笑)

久世

「決勝いったで！」って言って(笑)

アンナス

「えー！？」ってなって「逆じゃない！！？」みたいな(笑)

久世

あっはっは(爆笑)

アンナス

「え？こっちの点数がオズワルドさんじゃない？」みたいな、もうそんな感じで(笑)

久世

じゃもう結構仲良く。

アンナス

はい。

久世

へー、理解があるというか。

アンナス

そうですね。今ちょっと仕事も手伝ってもらってるんで。

久世

それはとてもいいですね。仲がいいのはいいことだと思います。

ヤンサンの好きな回はだんだん変わってくる
んです。どんどん面白いのがいっぱい出てき
て上書きされるから。

久世

これもちょっとさっき聞いたようなのに近いんですけど、ヤンサンファミリーになったきっかけっていうのは岡田さんですよね。

アンナス

はい。

久世

「アンナスさんはあんまりヤンサンの視聴者ぽくない感じなんですが」って質問がきてますが、これはどういう質問なんだろ？

アンナス

え、私がヤンサンぽくない？

久世

てこと？

スタッフ

「ヤンサンを観てる層の人と、ちょっと違う方向の人なんじゃないかな」っていうことだと思います。

久世

あー！

アンナス

あー！

アンナス

確かに。ガンダムとかそういう感じじゃないですもんね。

久世

確かにね。

アンナス

女性でもなんかそのね、fuguちゃんみたいな。あんな可愛い感じでもないですしね（笑）

久世

じゃあ、ヤンサンの好きな回ってなんなんですか？

アンナス

好きな回。あ、それすごいさっき考えてて。
私、あれ観てたんですよ。
えっと、ピングドラムすごいハマってたんですよ。リアルタイムで。
だからピングドラムの解説すごい楽しみにしてました。

久世

あ！毎週毎週。

アンナス

毎週毎週。
「生存戦略～」がすごい似てます(笑)

久世

シミちゃんがね(笑)頑張ってはりましたね(笑)
もうほとんど全部の回を観てらっしゃるわけですよね。岡田さんのところから入られたってことは。

アンナス

はい。今も観てます。

久世

他にはあります？
他に好きな回、ピンドラ以外に。

アンナス

好きな回…。なんかだんだん変わってくるんですよ。どんどん上書きされるんで(笑)
なんかどんどん面白いのがいっぱい出てくる。

久世

あー、なるほど。

アンナス

なんだろうな。でも最近…最近だと。

久世

ゼータガンダムどうでした？

アンナス

ゼータガンダム観てなくて(笑)

久世

あははは(爆笑)
まぁまぁ、そういう…ね(笑)そういう方も絶対いらっしゃいますよね。

アンナス

ゼータガンダムすいません、ちょっと早送りしてました(笑)

久世

早送りしてください！ありがとうございました（笑）
えっと…刺繍アニメの質問が多いなぁ。

アンナス

アニメ…私アニメ結構観てたんですよね。

久世

え、そうなんですか？

アンナス

私、中学生の時マンガ描いてたんですよ。

久世

えっ！？また色んな過去を露にしていただいて。

アンナス

友達がすごいマンガ好きで、その友達からマンガ教えてもらって。
だからコミッカーズも読んでたんですよ。

久世

コミッカーズってなんですか？

アンナス

玲司先生が人生相談の連載持ってらっしゃって…。

久世

え、じゃその時から山田玲司は知ってらっしゃったんですか？

アンナス

コミッカーズで知ってました。「人生相談の人だ！」と思ってました。

久世

岡田さんのニコ生に出る前に、もうそこで知ってはったんですね。

アンナス

そうですね。中学生の時に。
雑誌で見てました。

久世

玲司さんのマンガ読んだことあるんですか？

アンナス

マンガは児童館とかに置いてあったのを。

久世

え？玲司さんのマンガ？
なんていうやつですか？

アンナス

Bバージンとか置いてあったと思います。
でもその時読んだけど、もう完全に忘れてて。
もう一回大人になってから読みましたけど。

久世

面白いですよね、Bバージン、めちゃテンポいいから。

アンナス

面白かったです。

※後編はこちら

アンナス

刺繍作家

http://twutea.web.fc2.com/
西荻窪『Atelierアンナとラパン』主宰　１F　刺繍道具店　２F　刺繍教室

著書
「新版annasの小さな刺繍図案」「annasの文字の刺繍」（ともに光文社）　「作って贈るSNOOPYの紙刺繍」（KADOKAWA）　「annasの草花と動物のかわいい刺繍」（河出書房新社）　他多数
連載「毎月の刺繍」（SUZURI）　https://people.suzuri.jp/@annas/articles

動画
YouTube毎週月曜更新　https://www.youtube.com/channel/UCx6ODyqZHeev5NhUCltYi2A
yahoo!CREATORS　https://creators.yahoo.co.jp/annas
その他、広告、小説装画などもおこなう。

久世孝臣

山田玲司のヤングサンデー MC

演出家・詩人演出家・詩人
創作集団ナズ・ラヴィ・エ主催。
http://kuzetakaomi.weebly.com/

主に舞台作品の演出・脚本、詩作を手がける。

場所や参加する人間の表現ジャンルを問わない境界線を超えた共同制作を得意とし、それぞれの良さを活かしつつ確固たる一つの世界を構築することに定評がある。表現における言葉の可能性、言葉における意味の領域の拡張、自身が掲げる「身体性を持った言葉」を用いてイマジネーションの可能性を追求する。