インタビュー 2018.08.22

ヤンサンOPアニメを手がけた男『加藤オズワルド』ロングインタビュー

ブラジルはサンパウロ出身。ヤンサンOPアニメ制作者でありヤンサン美術部の重鎮「加藤オズワルド」とは一体どんな人物なのか? 山田玲司との出会いやアニメーション技法を紐解く超超超ロングインタビュー!

加藤オズワルドozwald kato

イラストレーター、アニメーション作家

久世孝臣takaomi kuze

山田玲司のヤングサンデー MC

らしからぬ絵を描く子ども参上、そして成長す。


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久世
今回のゲストは加藤オズワルドさんです。
よろしくお願いします。
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久世
オズは生まれはこっち(日本)でいいんだっけ?
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オズ
生まれはブラジル。
育ちもサンパウロ。
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久世
加藤オズワルドは本名?
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オズ
本名!
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久世
大学はこっち(日本)だったんでしょう?大学はどこだったの?
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オズ
東京工芸大学で専攻は映像。
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久世
映像だったんだ。そういえば映画も詳しいもんね。
絵の出会いは?
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オズ
絵は本当にちっちゃい頃からずっと描いてて、幼稚園から。
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久世
上手いって言われてたの?
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オズ
小学校2、3年ぐらいまでは大人みたいな絵を描くやつっていうのが、大人からの評価だった。
というのは僕、幼稚園の時からリアルな絵を描く行為が楽しくて 、絵を描くこと自体が無邪気に楽しいっていう感じでもなかった。
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久世
えーそうなの?
「こう描いたらこう見えるぞ」っていう感じ?
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オズ
そうそうそう(笑)
僕が母の日に描いた母の似顔絵って、まぁ気持ち悪いんだよ。
全然子供らしくない絵を描いてた。
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久世
それお母さん喜んだの?
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オズ
まあ喜んだかどうかよく覚えてない。
描いたからあげただけで喜ばそうと思ってないから。
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久世
あー、なるほど俺はこれを描いたよっていう…すげえなあ。
じゃあそういう意味では否定せずにのびのびと育ててくれるお父さんとお母さんだったんだね。
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オズ
あんまり否定はされなかったと思うけど 。
まああんまり覚えてないっていうのが正直なところで。
否定されても、無視したりしてたから。
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久世
絵画教室に通ったりとかはしなかったの?
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オズ
お絵かき教室に入ってた、ちっちゃい頃だけ。
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オズ
親にやらされたというよりは、そういうのがあると聞いてやれるんなら行きたかった。
工作とかも楽しくてやってたから、絵を習ったっていう感じはあんまりなくて、「今回の素材はこれだ」と「好きなものを作れ」っていう感じの教室だったから、画用紙渡されて、絵の具渡されて、好きな色を塗ろうっていう感じだったから。
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久世
じゃあそこには、みんな絵を描こうっていう仲間がいて、 単純に場所があるって言うだけで技術的に「こうやってこう描いて」っていうのは?
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オズ
それはなかった。
たとえば「船を作ろう」っていうので、お手本みたいなものはあったけど、それは別にそのままなぞらなくても別によかったから。
お絵かき教室自体は幼稚園の先生かなんかがやってたから、幼稚園で終わりだったんだけど。
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久世
そのあと独学で?
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オズ
そのあとはずーっと自分で。
結局、リアルに描くことが面白かったから、ただただそれを繰り返しただけ。
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久世
そのとき、画集とかいっぱい見たりしたの? 学校の図書館とかで。
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オズ
見てなかったなぁー。
どっちかっていうと、見てたのはレオナルド・ダビンチとか、アナトミーとか、解剖学の本とか、動物の図鑑とか。
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オズ
うちの親曰く、僕完全に理系に行くと思ってたらしい。
図鑑大好きで、今も動物が好きで、生物とか恐竜が大好き。
恐竜も今は描けないけど、昔はティラノサウルスの骨格標本とかをソラで描けたりしてたから。
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久世
マジかよ!
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オズ
幼稚園とか一年生の時だけど、そういう感じの子供だったから、たぶん絵を描くのが表現として楽しいとかじゃなかった…。
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久世
「気づいてたら描いてた」くらいの話なの?
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オズ
「これをこうすると、こう見えるっていうのが面白い」っていうのだけ。
あとから、小学校二年生の時に日本に一回来て、8か月だったかなぁ…小学校行って、その時に絵を上手に描けるってことをスゴく褒められたんだよ。
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オズ
そこでいい気になって、わりと人に褒められるっていうのがわかって、人に見せるっていうことを意識するようになったのは、多分そのくらいから。
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久世
あー、なるほどね。
これは自分の発見だけど、この発見はみんなが喜ぶものだぞと。
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オズ
褒めてもらえると。
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オズ
最初は、絵を描くことはテクニカルなことが楽しいと思っていたことが、それが褒められるっていうのがわかったって流れがあって、そこからはそんなに変わってなくて、ずっとテクニカルなところはおっかけ続けてた。
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オズ
で、アナトミーの本を読んでいたのは、その頃ゾンビとかが面白くて、「リアルな頭蓋骨描きたい」とか、「目玉飛び出てるけど、本当はどうなってるのかを知りたい」とか、そういうので見てたから。
僕が小学校四年か三年のときのノートは、ゾンビの絵しか描いてなかった。
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久世
あははは!算数だろうが国語だろうが、だいたいゾンビの絵が描いてある!
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オズ
うん。それで、小学校四年の時だったかな。
「将来の夢」的な作文を書かされるタイミングがあって、みんなパイロットになりたいとか、サッカー選手になりたいとか、夢を大いに語る。自分にはそんなものなくって、学校に行くのもまともにやれてない人間が、社会に出て会社員やれると思えなかったから、マジでどうしようって思って。
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オズ
で、「絵だったら、とりあえずイケるか!?」と思って。
だけど、絵で食べていくってのが全然想像できなくて、とりあえず「漫画家っていう職業があるぞ」と。
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オズ
漫画は読んでいたから、これならイケるんじゃないかと勝手に…。
別になりたかった訳じゃない。もしかしたら(漫画家に)なれるくらいの可能性で「僕、漫画家になるから」みたいなこと言って。
ロクに思い入れもないオリジナルキャラクターを挿絵みたいに描いたりしてた。
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久世
銀行員よりは現実的だったってことか、自分の中で。
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オズ
そうそうそう! だから、目下の課題は、どうやったら絵がお金に化けるかっていう仕組みを知りたいっていうのがあった。
ずーっと、そのくらいの頃からの悩みというか、知りたいことのナンバーワン。
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オズ
それで、大学をどうしようかとなった時に、高校の時は油絵を描いていたので、もともとは芸大の油画専攻か、ほかのデザインかそっちかなーっていうふうに漠然と思っていたんだけど…。
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オズ
僕が行っていた高校って進学校で、そういう特殊な学科って学校側に相手にされない。
「六大学」とか、その上の国立とか、そういうところを目指す人しかいないというか、そういう人以外は人間とみなされないみたいな学校だったから、三年生になるぐらいまで美大を受験するということに対して、何も情報が入ってこない状態。
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オズ
それで、三年になったらなったで、美大を受験したいって話をしたら、学校の進路指導室にある美大系の”赤本”とかをポンと渡されて、「自分でやってね」って(先生に)言われちゃったから。
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オズ
もうどうしようもないと思って、自分で大学に電話をかけて、見に行ってっていうのをやったりして。
やっていくうちに、「どうやら実技で受けるには、みんな予備校に行ってるぞ!」と。
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久世
なんとなく、そういうのがあるぞと?
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オズ
デッサンをやっているということがわかってきて。
僕、美術部だったんだけど、デッサンつまんないと思ったから、部長になった時点でデッサン廃止にしちゃって…。
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オズ
自分がどのぐらいの実力っていうのは、わかっているから、”ココ”まで持っていくのにどれくらい(時間が)かかるっていうのはわかっていた。
だから、逆算していくと絶対間に合わないっていうのがわかったから、そこで「ダメ元で受けるよりは、受かる絵のできる大学を探そう」ってなって。
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オズ
まず、実力的にデッサン力が必要になるのは、油画と日本画と彫刻。
彫刻とかも、すごく上手い人でないと入れないって言うのが普通で。
それで、その後にデザインがある。デザインは、ちょっと特殊で、”デザインのデッサン”っていうのがある。立体感よりも、その構成だったりとかが重視される。それも勉強しないと得られないものだから、ちょっと無理だろうなと。
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オズ
「どうしようかなぁ〜?」って考えたんだけど、ちょうどその頃、映画が面白いと思い始めてて”映像”もちょっとやってみたいなって思って、その興味で「じゃあ、映像を受けよう」と。”絵”と”映像”とで受かった方に行こうと。
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久世
一個ずつ受けたん? 一個ずつ?
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オズ
そう。
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久世
うわっ、スゴいね。
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オズ
絵の方は落ちて、東京工芸大学の映像の方へ行ったと。
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オズ
それが不思議なことに、映像がスゴい性に合っていたの。
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久世
パズルとか好きだったっていうの聞くと、合っているような気がするけど。
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オズ
今ちょっと、スゴく大事なことを思い出したんだけど…
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久世
あっ、それちょうだい!
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オズ
唯一、将来なりたかった職業があって、いつ意識したのか憶えていないんだけど、手品師になりたかった。手品師の何が面白いかって、自分がやったことでみんながビックリするっていうのが面白いなって。
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オズ
学校でもイタズラばっかりしてた。黒板消し挟むのからはじまり、日直で日付を書くじゃない?
その日付を黒板の半分くらいまで使って書いたりして。先生からすれば困った奴だと思うけど…。
そこはみんなにウケるからやっていたというよりも、自分が相手に対してアクションをして、リアクションをもらえるっていうのが、単純に楽しくてやってたんだけど。
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オズ
それを世の中でやったら、たぶん犯罪者なんだけど。合法的にそういうことをやって、ちゃんとお金がもらえて、うまくすれば称賛までもらえるのが手品師だった。
人を騙していいという。しかも、テクニカルなことをやって。
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オズ
手品のタネとかの研究をずーっと子供の頃から本とかを読んで…。
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久世
はははははは(笑)
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オズ
手品が好きだったんだけど、僕が致命的だったのは、手品師としてやるとしたらタネ明かしをしたくてしょうがない衝動があった。(観客に)見せて驚いたら、必ず「こういう仕組みでね…」って言いたくなっちゃう。
それって、手品師だったら一番やっちゃいけないことだから。
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久世
そうだね。みんな出来ちゃうからね。
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オズ
それがまず駄目だっていうのがあって。「この衝動は抑えられないな」というのがずっとあって、絵を描いてる間は忘れてたけど、映像はそれをやっていい場所だったの。
例えば、お話を作って、トリックを作って、何かやって、演出でそれを見せないようにして、最後にパッと種明かしをして驚かすっていうことがアリな世界だったから、「これはいいな」って思って。
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オズ
だから、何かを表現したいというよりも、結局テクニカルなほうに、演出も気持ちを盛り上げるというよりも、大どんでん返しをどうやってやるかっていうことばっかり注力するほうだったから。
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オズ
映像表現も「これどうやってやったの?」ていうのを一生懸命撮ったりしてた。
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久世
「こうやったらこう見える」っていうのを、ずっと続けてるんだよね。
絵を描く時もそうだし、映像でも「こういう仕掛けで、ここからこう撮ったら、こう見える」というので、相手からのリアクションをもらったりっていうのがずっと続いている感じがするな。
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オズ
それでその、アニメーションやり始めたのは、単純に「絵が動くのがトリック簡単なのにみんな驚くじゃん」ていうのが面白くて、コマ撮りとかをやるようになったりとか。
それで全部自分でコントロールできるていうのが面白くて。
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久世
今はアニメの仕事?
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オズ
今はアニメーション。
大学では最終的に3DCGをやっていたんだけど、3DCGってすごくお金がかかるんだよね。
僕らがCGやってた頃って1台500万とか1000万するマシンで動いている。それで、それ大学だから出来てるけど個人で持てないから。
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オズ
じゃあ個人でやるの無理だなあって思った時に、絵描けるからそっちでいいやってなって2dのアニメーションをやるようになった。
2dのアニメーションは卒業してから。仕事で初めてやって。
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久世
それ別に妥協はしてないんだけど、自分がやりたいことと今置かれた状況とのバランスの取り方が格別すぎて勉強にしかならない。
すごいよ。

マンガ大賞、シカーダ作画募集…そして玲司先生との出会い


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久世
オズは、玲司さんとの付き合いはどれくらいになるんですか?
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オズ
2016年からなので、まだ1年半とか…2年いってない。
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久世
へー。
あの、それは「生」玲司さんてことでしょ?「画面」玲司さんは、いつから?
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オズ
それは…1番最初は、岡田斗司夫。
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久世
おおー、なるほど。
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オズ
「漫画家」山田玲司と「あの」山田玲司が全然くっついて、符合していなくて。
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久世
ははは!(笑)
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オズ
「この人面白いけど誰だろうって?」思ったら。
あっ!この人『絶薬』の人だ…っていう。
『ゼブラーマン』描いてた人だ、っていうのが後で分かったというか。
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久世
じゃあ、オズにとっての玲司さんていうのは、3ついるってことだよね。
生で実物の玲司さんていうのに出会ったのが2016年。
岡田斗司夫さんのチャンネル経由で出会ったのは、2015年。
それで『絶薬』で出会った、本当に玲司さんに初めて書籍として出会ったのは?
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オズ
高校生かな…『ゼブラーマン』とかだと思う『ゼブラーマン』は、なんだろう…単行本買ってたとかではなくて。
雑誌で普通に、数ある漫画の中の1個として読んで。
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久世
それで実際に生で出会った時に、色々話したりした?
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オズ
あっ、玲司さんの漫画のことについては、あまり話してない。
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久世
それ面白いな。
『ゼブラーマン』で出会って、岡田斗司夫さんのところで見て、その時には漫画家山田玲司っていうのは知ってたけど、『ゼブラーマン』とはまだ繋がっていないんだよね。
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オズ
繋がってなかった。
その時に、漫画家って言ってるから多分(作品が)あるから、読んだことあるかなって思ってググったらわかった。
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久世
あっはっは!(笑)
なるほど!おもしれー!
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オズ
なんかね、人の名前を覚えるの苦手で。
作品はわかっても、描いている漫画家の名前は分からないのがいっぱいあって。
『絶薬』とも符合してなくて、『ゼブラーマン』と『絶望に効く薬』が同じ人だっていうのも分かってなかった。
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久世
ははは(笑) すげーな。
じゃ、なんかわかんないけど、4回くらい新しく出会っているってことだよね。
『ゼブラーマン』で出会って、4で。
「あぁこういう作品だ」って。
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オズ
それでいうと5回。
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久世
えっ、どういうこと?!
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オズ
僕、たぶん玲司さんの本で一番最初に買ったのは『非属の才能』。
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久世
え、そうなんだ!
おもしれー。
1が『非属』で出会って、2が『ゼブラーマン』で出会って…。
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オズ
えーっとね、読んだ順番は『ゼブラーマン』が一番最初なんだけど、書籍っていうか単行本みたいな形で、一番最初に買ったのが『非属の才能』で。
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久世
じゃあそれは『ゼブラーマン』…、そうかそうかそうか『ゼブラーマン』は連載してるもんね。
で、買ったのは『非属』か。うんうんうんうんうん。
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オズ
それでその後に、えーと『絶望に効く薬』を1巻だけ買って、2巻買おうと思ったら2巻だけ、どこにも売ってなくて手に入れられないまま。
で、『絶望に効く薬』買った時って、わりとこう「モヤモヤ」してた時期で。
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久世
あ、オズが?
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オズ
そう。
それでなんかいろんな、そのーなんだろな?
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久世
うん。啓発書籍というか何というか。
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オズ
そうそう、そういうのをちょっと読みたくなる年頃で(笑)
それで、いろいろ読んだりしている中で、(『絶薬』)見つけて読んでみたら、すごく面白かったし、もっと読みたいと思って買って。
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オズ
2巻を探しているうちに、「モヤモヤ」がもう解消されちゃって。
それで本当にそこから買わなくなっちゃって、山田玲司という人物に対して…全然。
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久世
アンテナは立ってなかったってことだよね。
そしたら四、五年後くらいに、岡田斗司夫さんとこに出てきて「面白い人いるなー」と、「誰だろうなー?」と検索したら、あの二巻がなかった絶薬の人だって(笑)
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久世
じゃあどのタイミングで『ゼブラーマン』『非属の才能』『絶薬』
そして噺家であるレイジさんていうのが、オズの中で統合されたの?ひとつの人格として。
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オズ
一応、その本人に会った時の印象を別にすると、岡田斗司夫さんのニコ生に出た時に見てググった直後、「あれと、あれと、あれの人だったんだ!」っていう…。
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久世
たくさん出会っていたパーツがひとつになったのが、2015年なんだ。
面白いなぁそれ(笑)
それで、さらに観覧とか来ていただいて、レイジさんと初めて会うキッカケって何になるの?
実際の生の出会い。
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オズ
ただの視聴者だったらその(観覧の)可能性すごく大きかったんだけど、その前に『シカーダ』の作画募集があったから、それに応募してた。


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久世
ああそうだ!
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オズ
その時もその山田玲司本人に興味があったっていうよりは、漫画を作り始めてちょっとしたぐらいのタイミングで、もっと漫画を描きたいし、できるならプロデビューなんかもしてみたいなと思っていたから、一個のチャンスぐらいの感じで結構軽く考えてやったら、割と感触がよかったって言うか、最終選考に残ってしまって。
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久世
しのぎを削ってたんですもんね、オズは。
バナーイさんと?オズと?とにかく最後まで残ったってことだもんね。
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オズ
それで直接メールもらったりということがあって。
(シカーダの応募原稿を取り出す)

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久世
これもしかしてシカーダ!!
ヤバコレ公開していいの!!?
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オズ
オファーっていうか課題を描きつつ、描いたのがこっちのこれか。
それでこれ全部のページがあるわけではなくて、好きなとこ何ページぐらいかいちばん粗が出ないとこって言うか、下手なのがばれないところを選んで描いたんだけど。

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久世
じゃあその時は「ヤンサン観てます」とも別に言わず、ただ単純に応募しただけっていう感じ?
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オズ
いや、ヤンサン経由で応募したことは伝えてあって。
その後に漫画大賞をやっているのをCバージンで観て。
で、じゃあそっちも応募しようと思って描いて、そしたら…。
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久世
自分は(限定放送を)見られないのに大賞をとってしまったと。
すごいな~これはおもしろいな(笑)
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久世
実際の山田玲司さんと一緒に活動した内容で、思い出に残っているエピソードは?
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オズ
玲司先生とアニメを作るっていう企画で動いていて。細部に至っては言えないんですけど、その時にどうするかっていう話とかを打ち合わせしているんで「わりと戦略的に動こうとする人だな~」っていう。
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久世
あ~。
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オズ
もっと熱量で押すのかと思ったら、意外と政治的にというか、相手の話もちゃんと聞いて、対応できることはやろうっていう。
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オズ
漫画だと掲載されるっていうのをやっぱり一番大事にするっていう、自分の我をとおして載らないっていうのはあんまり良くないと思っているのか、逆に言うと、決まってしまってからそういう所はどうにかしようとしているのかわからないけど、打ち合わせの段階では凄く柔軟というか、「ちょっと柔軟すぎるかな?」ってぐらいの状態だった(笑)
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久世
(笑)
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オズ
「なんでもできますよ!」っていう感じ。
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久世
「僕にもできるよ!」が凄いと(笑)
それは確かに。Cバージンとかだと、「とにかく自分は天才だ」と思って、まず一歩を進めてってというところから、今だともう少し具体的な話とかにはなってきてはいるけれども、そうじゃなくてもうずっとプロで活躍している玲司さんだと、もう?
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オズ
たぶん、具体的な作品がまずもうあって、本になってるから、それをどうやって広げていくかっていう所でアニメの話があったので。
凄く乱暴な言い方をすると、アニメもプロモーションっていう考え方で動いていたから。
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久世
うんうん
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オズ
そのプロモーションの仕方は、作品のコアの部分が揺らがなければコメディに振ろうが、シリアスに行こうが、学術的な番組でもいいんじゃないかとか。
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久世
ちょっとこれは楽しみですね~いいですね~。
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久世
玲司先生の「最初の印象」と「今の印象」の違いとかってある?
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オズ
『絶薬』に本人が登場するでしょう?あの印象だったから、もっと怖い人だと思ってた。
もっとパンクな…あんなに物腰柔らかいっていうか…軽い感じとは思ってなかった(笑)
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久世
ああ〜、なるほど(笑)
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オズ
作品だけじゃなくて、「もっとトンガってる部分」があると思ってたんで。
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久世
あ~それじゃだいぶちがうな~。
「ちくしょー!!このやろー!!」とかっていうのがもっと普段から出てるような?
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オズ
だからぜんぜん…岡田斗司夫さんのところに出てきた時に、やっぱり結びつかなくて。

玲司先生の絵と発見したこと


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久世
オズさんから見た玲司先生の絵ってどう思います。
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オズ
失礼だけど、僕あんまり上手いと思わなかったのね。
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久世
いや!もう全然どんどん言ってください!
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オズ
漫画の絵を見てる限りでは、それは自分が漫画を描くまでわからなかったことなの。
漫画を描いてみると、ほかの漫画の絵ってすごい特殊だっていうことが分かった。
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オズ
僕は、映像から入っちゃってるから、まずアニメを作る時って基本的に背景がないという状況が起きない。
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オズ
カメラが入って、そこにキャラクターのいる空間が映るっていうのが前提だから背景を描かないっていうことは、特殊な表現でもない限り起きないんだけど、漫画はそれが必要だったりする。
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オズ
遠近法もアニメだと、そこに立ってる状態にしないと、ちゃんとその空間に対して比率が同じ状態で立ってるようにしないと、動かした時にばれるから嘘がつけない部分がある程度があるんだけど、そういう感覚でずっと絵を描いちゃってるから、漫画の表現になった時に背景とコマの中で、こういうことを表現したいっていうのをぶつける時に、背景とかキャラクターを自由にできる部分がある。
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久世
はいはい。
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オズ
それはすごく日本画的な考え方なんだけど、舞台の書割(歌舞伎や演劇の背景)に近くて、キャラクターをすごくばっちり見せたい時は背景を取ってしまうとか、すごく遠くしてしまう。
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オズ
カメラで見たら「絶対こういう絵にならないよな」っていうのが成立するし、動かないぶん「それをやらないと上手に表現できない」というところがあって、それが漫画の絵だっていうことに、描くようになってから気付いた。
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オズ
それでもデッサンがどうとかパースがどうのっていうのは、やっぱり自分の中に蓄積されたものがあって、それを一枚の絵としてみた時に、どこかおかしいと気になってたんだけどCICADAに応募した時に、玲司さんからネームが送られてきて、絵描きって絵を見るリテラシーもすごく高いから「この絵はこういうことなんだ」っていうのが単純であればあるほどよくわかる。
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オズ
ネームを見た時になるほどっていうのがすごいわかった。
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久世
へえー。
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オズ
描かないことで「この空間こういう風に見せてるんだ」っていうのが、ネームだとより描かれてないからわかるっていう不思議な矛盾なんだけど、セリフの吹き出しの位置とか、大きさとか、それに対して文字はこのぐらいっていうのも全部意味があるって言うのがすごいよくわかって「なるほど」って思って、かなり見え方が変わった。
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久世
なるほど、レイジさんの絵も含め…。
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オズ
漫画の絵の見え方もかなり変わって、逆に漫画が下手な漫画家さんて、すげーいるんだなっていうのもすごくわかった。
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久世
あぁなるほど絵は上手いんだけどっていう。
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オズ
一枚絵だとすごく上手いんだけど、漫画として考えた時に「これもうちょっとこうなるのに…」っていうのが見えるようになったのがすごく玲司さんの影響がでかい。
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オズ
だからもう Cバージンを個人授業で受けた感じになっちゃう。
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久世
そうだよね、ネームもらってたらそれが解答用紙みたいなとこあるからね。
オズから見た玲司先生の絵画論っていうのは、どう聞いてますか?
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オズ
おもしろい。
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オズ
おもしろいっていうのは、僕はそっちにあんまり興味がなくて、普通の視聴者と同じ感覚で聞いてる。
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久世
オズは何かの対象を分析するというより、自分の発見でこれがこうなんだっていうのを見つけるのをメインで常にやってたから、「これをこういう切り口で見てる人がいたのか」っていうのは新鮮だよね。
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オズ
クロニクル的なもので見ると「なるほど、この人美術の先生だったらよかったのにな」って。
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久世
ちなみに玲司先生の作品の中で、一番好きなのはありますか?
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オズ
『絶望に効く薬』かな、1巻しか読んでないんだけど、なんかなんやかんやで救われてるので。
あっ『非属の才能』も、そういった意味ではそうなのか…。
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久世
じゃあ『絶望に効くくすり』と『非属の才能』。
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オズ
その二つが多分好きなやつ。
『非属の才能』も三回ぐらい読んでる。
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久世
どんな時に読むの?
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オズ
最初読んだ時はモヤモヤした時だったけど、最近は「目につくと読む」っていう感じ。
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久世
なんかもうじゃあ、最初からというよりはパッと開いて?
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オズ
いや、頭から読むんですけど、僕一日に多いと7冊ぐらい本読むんですよ。
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久世
そんなに読めるの!?
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オズ
速読だけど、ちゃんとそのじっくり一語一語拾っていくっていうよりは内容を把握できるぐらいの速度ではあるけど。
多いときは専門書を7冊ぐらい読む。
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久世
この人は僕がここでインタビューしていていいんだろうかって思うぐらいすごい人だね(笑)
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オズ
いやいや(笑)

ヤンサン美術部とこれからの活動

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久世
じゃあこれ、ヤンサン美術部に副部長として関わっているオズワルドさん、ヤンサン美術部のこれまでと、これからについて何かオズの展望なりに携わっている感触として何かあれば。
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オズ
えー、ないかな。
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オズ
というのは 裏方に徹したほうが、たぶん面白いなっていうのが…。
まずお祭りとして面白いっていうのがひとつあって、 それを自分が望む方向にディレクションしてしまうと、つまんなくなってしまうっていうのがあって、だから言えることもやれることもいっぱいあるんだけど、それをやってしまうと、たぶん自分が一番面白くなくなってきちゃうから。
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久世
ただの仕事になっちゃうもんね。
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オズ
何て言うんだろうな、見たことない映画見ているような感覚で向かっている感じ、どこへ連れて行かれるかわかんないけど、とりあえず面白いだろうと。
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久世
なるほど3回目の今回も、それが続きそうですかね?
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オズ
それはもちろん!かなり突拍子もないことになってるんでね(笑)
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久世
早く発表できるのを楽しみにしています。

発表、表現方法について

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久世
仕事やプライベートの活動としてアニメーションと個展と漫画などしていますが、それを表現として使い分けてるってある?
たとえばコミティアがあれば個展なんてしなくていいかもしれないし…。
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オズ
個展はこの前初めてやって、来てくれた人には喜んでもらえたとは思うんだけど、自分としてはあんまりピンとこなかった。
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久世
楽しかったですよ。
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オズ
自分の中では消化不良だったというか、「やり方に結構問題があったな〜」っていう…。
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オズ
今回は、ギャラリーの企画でオファーをもらってやるって言う形だったので、ギャラリーに対してある程度留意すると言うか。
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オズ
向こうは我々が作って売ったものに対して、どのぐらいマージンをもらってっていうのが商売として成立してるので、気を使うべきところがちょっとあったんで、そこのバランスを取る必要があって、絵を売るということに対して、いわゆる油絵とか「オリジナルオンリーの描き方をしている人」「一点もの作ってる人」の絵っていうのとは、僕がやってることっていうのはちょっと違ってて、そういう感覚で売ろうとするとおかしなことになるなっていう…。
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オズ
気づきはたくさんあって、やってよかったんだけど、今後やるとしたら別のやり方をするなっていう感じ。
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オズ
イベントとして面白いものを提供していく方が、自分としては合ってる。
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久世
イベントの時はそうなんだ。じゃあオズは仕事の時はどうなの?
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オズ
仕事では、僕は職人だと思ってるんで言われたことを言われた以上のクオリティで出せればいいと思ってる。
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オズ
だからそこに、何かすごく表現としてのこだわりみたいなものはあんまりなくて、自分がやりたいかどうかだけ、お金が安くてもやりたいのはやるし、いくら高くても我慢しなきゃいけないことはやらないっていう感じ。
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久世
素晴らしい。コミティアは?
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オズ
コミティアは、もともとは趣味だよね。
もともとと言うか今でもなんだけど、僕は趣味が欲しくてしょうがなかった人間なんだよ。
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久世
あるじゃんあなたの趣味、パズルとか(笑)
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オズ
あれは全然違って、まあゲームもやってたし漫画も読んでたんだけど、オタクの人にものすごい憧れがあって、羨ましかったんだよ。
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オズ
自分の好きな物に対して、あそこまでのめり込めるっていうのが、楽しそうだなって思ってて趣味を持ってる人ってみんなそういうイメージで、僕もそういう趣味が欲しくて、趣味のイメージがそういうのめりこめるものっていうイメージで。
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オズ
だから「ハンパに面白がってるぐらいのものは趣味じゃない」と思って、生きてきちゃってきたから、漫画もアニメもゲームも好きなんだけど、そこまで情熱的になれない。
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久世
他の人を見てると、これが趣味っていうのがおこがましいっていうようなレベルの高さね(笑)
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オズ
自分で胸を張って、「趣味」って言えるぐらいのめり込んでるっていう自信もなくて、趣味らしい趣味が欲しくて大して好きでもない切手集め たりとかそういうこともやってみたけどだんだん苦しくなるだけで(笑)
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オズ
やめっちゃったりとかしてたけど、映画が趣味だっていうことを言っていた時もあったんだけど、なくなっても大丈夫なモノって趣味じゃないって思って。
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久世
趣味の定義をかなり高めに注入してるね。
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オズ
そう羨ましくてしょうがなかった。
それではじめてそういう意味でのめりこんだのが、本を作ってイベントで売るっていうのが楽しくてしょうがなくって。
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久世
そういうことか、じゃあれは営利目的じゃなくて完全に趣味なんだ!
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オズ
作ったものがみんなに見てもらえればそれでいい。
採算度外視でもいいかっていうと、そうでもなくて「売ってちゃんとお金が残る」っていうことも含めて。
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オズ
仕事で物を作ってるとクライアントの顔が見えてるけど、その先にいる本来の意味でのお客さんの顔が全然見えない。
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オズ
アニメとかは特にそう。リアクションをもらえないし、もらえたとしても「見てました」って言われてもピンとこない。でも自分で本を作って、買ってくれた人がそれを読んでくれることは「俺のものにお金出してくれたよ」っていうその喜び、わかりやすい価値の交換の対価としてお金がもらえたっていうのがものすごく嬉しくて。
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オズ
その人がまた次に来てくれると「次も期待しててくれたんだ」っていう。
もう楽しくてしょうがなくて、それをずっと続けているっていうのが本意。
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久世
「お金をたくさん儲けましょう」っていうことじゃなくて、お金のやり取り含めて趣味っていうことだ。
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オズ
そう、儲けるって言うよりは一回のやりとりが大事なんだよ。
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久世
じゃあ今後もつづけていきたいですか?
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オズ
ずっとイベントが続く限りやりたい。
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久世
コミティアに出続けますと(笑)
じゃあオズは今後新しくやりたいこととかある?
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オズ
今はゲームが作りたくて、いまアニメを一本クラウドファンディングでやってるんだけど、それを作んなきゃいけなくって。マルチタスクが絶対できないので並行してできないだけど、それが終わったらゲームを作ろうと、色々考えてて調べものとかもしてて。とりあえず今はそれがやりたいこと。

玲司先生の変なところ

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久世
最後に山田玲司先生の変な所っていうのはありますか?
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オズ
一番不思議なのが「どうしてあれだけの量のことをやりこなせるのか?」っていうのが分かんない。
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オズ
漫画描いて、ヤンサン出て、一時期は僕と一緒にアニメの打ち合わせして、アニメのプレゼンをしに行って、アニメの内容まで全部考えてきて…。
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オズ
いわゆるその僕が「こうしたらいいですよ」っていうのは補助的なことしかやってなかったから、それで別の出版の、たとえば「愛まどんな」さんと漫画をやるとか、やってたりとか…。
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オズ
アートイベントをやるとか、そういうの全部やってるのが、どう計算しても僕の中では(計算が)合わないことをやっていて、それで出来てるっていうのが不思議でしょうがない。
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オズ
それ聞いたことがあるんだけど、「週刊連載よりは楽って」言ってて、「週刊連載ってすごいんだな」っていうのがひしひしとわかった。
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久世
なるほどね、「マルチタスクの鬼 山田玲司」が不思議だと。
それは僕から見ても不思議だな!(笑)

最後に、山田玲司への質問

オズさんから山田玲司へ『普段聞けないけど聞きたかった質問』を預かったので、本人に聞いてみました。

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オズ
僕はいつも仕事を引き受けすぎてパンパンになってしまうのですが、先生はどのように優先順位をつけて整理していますか?お金?ヤリガイ?それとも…?
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山田玲司
基本的に「自分の思想に合わない仕事」は避けるようにしてます。
仕事の優先順位は「これは自分がやるべきことか?」と「自分はこれをやりたいのか?」と「この仕事で誰が幸せになるのか?」という様な事を考えて決めてます。
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山田玲司
あと1つ「この仕事が将来、自分のやりたいことにつながるか?」ということも考えますね。
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山田玲司
クライアントからの思想的ノイズに対しては、すべての要素を考えて多少「大人」になる事もありますが、そういう時は長期的に考えて「誰かの救済につながるかどうか」を判断基準にしてます。

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加藤オズワルド

イラストレーター、アニメーション作家

サンパウロ生まれサンパウロ育ち、東京在住のイラストレーター、アニメーション作家。

久世孝臣

山田玲司のヤングサンデー MC

演出家・詩人
創作集団ナズ・ラヴィ・エ主催。
http://kuzetakaomi.weebly.com/

主に舞台作品の演出・脚本、詩作を手がける。

場所や参加する人間の表現ジャンルを問わない境界線を超えた共同制作を得意とし、それぞれの良さを活かしつつ確固たる一つの世界を構築することに定評がある。 表現における言葉の可能性、言葉における意味の領域の拡張、自身が掲げる「身体性を持った言葉」を用いてイマジネーションの可能性を追求する。

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