【第147号】「デート」が人生にいい3つの理由
山田玲司のヤングサンデー 第147号 2017/8/7
「デート」が人生にいい3つの理由
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人間は「自分の持っていないものを持っている人」を探しているものです。
ルックスの悪い人は、ルックスのいい人にこだわるものだし、頭の悪い人は頭のいい人に惹かれる。
その基準はあくまで「本人の意識」なので、人から見たらルックスが悪いなんて思えない人でも、自分がそう思ってない場合は、相手に「ルックスの良さ」を求めるのです。
この価値観(コンプレックス)は主に親や友人や近所の人なんかが言った「何気ない一言」が生んでいる事が多い。
「〇〇ちゃんは太ってるねえ、お姉ちゃんは細いのに」なんていうデリカシーのかけらもない「近所のおばさんの一言」が、その人の人生を決定的に苦しめてしまうことがあるわけです。
そんな経験をくらった人は、人生の価値基準が「痩せているかどうか?」になってしまい、意味もなく「痩せている人」に憧れる人生を生きることになる。
「人の価値が体重で決まる」なんてあまりにも浅い価値観ですけど、幼少期にくらった無意味な洗脳はなかなか消えてくれないものです。
とは言え「自分の見た目にコンプレックスがない人ほど、人間を中身で見ている」という話は、「人生は見た目で決まる」と思い込んでいる人には朗報でしょう。
「あれほどのイケメンなのに、見た目が冴えない女と付き合ってる」みたいなカップルとか「美女とブサイク」のカップルが案外多いのはこの辺に理由がある。
こういう話をすると、次に「どうせ金持ってるんだろ?」なんていい出す人もいる。
確かに「そういう人」もいるけど、それでもそんな人ばかりでもないのです。
僕の友人でも、見た目のいい奴ほど相手を中身で見ている傾向がある。
「自分の欲しい何か」を持っていれば、ルックスの良し悪しなんかどうでもいい、という人は沢山いるのだ。
それは「優しさ」や「感性」だったり「住んでる場所」や「乗ってる車」の事もあるし、「面白い友人がいる」とか「色々経験してきている」とか「よく笑う」「よく食べる」なんてものまであるから面白い。
「結局見た目なんだろ?」なんて諦めるのはまだ早いのだ。
初めの頃のデートとは何か?と言えば「相手が自分の欲しいものを持っているか」を確認し合う時間だろう。
「そんな風に審査されたくない」と言っても、自分だって相手を「審査」しているのでお互い様なのだ。
そして、その先に「素敵な日々」が待っていることもあるのが「デート」。
そして大事な事は、たとえ惨敗に終わろうとも「デート」には人生を良くする「効果」がある、という事です。
~デートをするべき3つの理由~
・「笑える」ところまで自分を持っていける
自分の事で頭が一杯だと、相手の話なんか聞けません。
デートに限らず「君はどう?」と、相手の事を聞けない人は「寂しい人生」を送ることになる。
愛される人は、必ず「君はどう?」と聞いているものです。
なので「デート」の前には、最低限「相手の前で笑顔でいられる」レベルまで、自分の問題を解決しておかなくてはなりません。
これが出来ていないと、不機嫌な顔を見せてしまったり、自分の話ばかりして、相手をうんざりさせてしまう可能性が高まります。
なので、デートの前までに「自分の問題」をデフラグ(最適化)させて、心に「空き容量」を作る必要があるのです。
人はそれを「余裕」と言います。「余裕」は相手に安心感や包容力を感じさせるので、心を開いてくれるのです。
相手の問題を受け入れる「空き容量」を確保して生きる。
これができると人生は広がって「楽しく」なるのです。
・冒険の「バディ体験」ができる
デートは「審査」でもあるけど、「2人でする冒険」でもあります。
世間には「1人では体験し難いこと」が沢山ありますからね。
何も登山までしなくてもいいけど、雑貨屋を散策したり、海辺を散歩したり、観光船に乗ったり、あえて「女子の行列」に並んで「流行りのもの」を体験したりすることも出来る。
もちろん「プロレス観戦」とか「長距離トラックの運転手お気に入りの定食屋」とか「アダルトショップ」みたいに、女が1人では行き難いところに行くのもアリでしょう。(プロレスに行くのは平気な女の人も多いけど)
散歩から旅行まで、2人で行動すると、1人の時とは違う景色が見えてくることもあります。
そして、何か問題が起きた時は、お互いのスキルを発揮し合って解決するわけで、そんな時「デート相手」は「バディ」にもなるのです。
長く誰かと付き合ってきた人に魅力があるのは、こういう経験が沢山あるからなのです。
本当に「女の好きなものや場所」を知っている男は「デート」をしてきた男なのです。
そして、「予測不能な事態を臨機応変に解決する能力」もまた「厳しい審査の中で経験したデート体験」が磨いたりするのです。
・「自己肯定」というご褒美
仮にデートなるものが「女への接待」だとしても、女の人の中には、その「接待」に素直に感激してくれる人もいます。
お気に入りの定食屋に連れて行って「こんなに美味しいんだ!」なんて言ってもらえたら、誉められたのは店の料理なのに、まるで自分が誉められたみたいな気分になります。
何度も言ってますけど、男達は女からの「すごーい」に飢えていますから、たとえ定食屋の料理であっても、女の子がくれた「すごいね」は、自信をくれるものなのです。
苦労して女の人を喜ばせて、得られるモノは「自己肯定感」なのです。
まずは「喜ばせたら負け」というつまらない考えを捨てましょう。
「喜んでくれたらそれでいいんだ」
なんて(本当は見返りが欲しいのに)気取ってればいいんです。
「見返り」なんて後から勝手に来るものなので、まずは「余裕ぶって」いきましょう。
山田玲司
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平野建太
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ナオキ
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